根津己先生、そろそろ新しいパソコン欲しいなと思ってパソコン雑誌見てたんですけど、マウスコンピューターってありますよね。広告を見ると性能がいい割りには安くていいなって思ったんですけど、妙に安いっていうのが不安なんですよ・・・
いざ安いと不安に思うのもムリないけれど、量販店とかの価格がパソコンの相場ってわけじゃないんだよ。お店で売ってるパソコンとマウスコンピューターとでは、流通方法や製品の開発コンセプトの違いが価格の違いになってるんだ。
2011年04月21日更新
ユーザーにもメリットが大きい低コストな直販方式
マウスコンピューターが安い一番大きな理由は、ユーザーから直接注文を受けて直接届けるっていう「直販方式」を採っていること。
マウスコンピューターのWebサイトからパソコンを発注すると、受注情報が国内にある工場に送られて、お客さんが指定したとおりに組み立てを始める。完成したパソコンは、そのまま真っ直ぐにお客さんのところへ配達されるっていうシンプルな方法だから安く作れて安く買えるってわけ。
マウスコンピューターのパソコンは基本となるモデルは決まっているけど、それらの全部が完成品として用意されているわけじゃないんだ。
量販店に卸す分や自社店舗の在庫分以外は注文を受けてから組み立てるから、出荷待ちの在庫を大量に抱える必要が少ない。在庫負担が少ない分、パソコンの価格を安く設定できるんだ。
でもどうせ作るんなら大量生産したほうが安くできるんじゃないですか?一度にたくさん作ったほうが、一台あたりのコストだって安くなるでしょ?
大量生産はスケール・メリットを活かせるから、一台あたりの生産コストはドンドン安くなるよね。
でしょ~?だったら注文を受けてから一台ずつ作ってたら、パソコンの値段は逆に高くなるんじゃないですか?
ところがパソコンの値段は生産コストだけで決まるわけじゃないんだ。例えば全国で売るパソコンをまとめて作ったり仕入れたりすれば、1台当たりの単価は安くなる。
でも店舗の運営にはいろんなコストがかかるよね。ざっと考えても家賃とか光熱費、それからチラシやCMにかかる広告宣伝費とか従業員の人件費だけでも、たくさんのコスト=お金がかかる。
もちろんそういうコストが全部パソコンの価格だけに上乗せされるわけじゃないけど、店頭販売っていうのはいろんな経費がかかるから、直販に比べるとあまり大きく値段を下げられないんだ。
マウスコンピューターにも量販店向けに作っているパソコンはあるけど、基本は直販モデルだから、直営店やWebサイトから買うほうが余計なコストが上乗せされていない分だけ安く買えるんだ。
要するに「産地直送」っていうわけね。野菜もスーパーで買うより農家の人から直接買うほうが新鮮で安いもんね。
タレントに儲けさせない広告展開
あとはあまり宣伝広告費をかけてないっていうのもコストを抑えている大きな要因の1つ。
大手メーカーのパソコンって、テレビや一般誌にも広告を出すだろ?それからたいていは有名なタレントをイメージ・キャラクターとして使ってるよね。でも人気のあるタレントだとCMの出演料は数千万円もするらしいよ。そのギャラは誰が払うのかって言えば、結局は商品を買うユーザーだよ。
だからマウスコンピューターはタレントを使わないで、パソコン雑誌中心に広告しているから、広告費用もグッと低く抑えることができる。こういう売り方もユーザーが安く買えるためなんだ。
なるほど~。テレビでCM流すのって、いかにもお金かかりそうだもんね。私も最初のパソコンはキ○タクが出てるメーカーのを買ったけど(笑)
次のページではマウスコンピューターと大手メーカーのパソコンとでは、製品作りのコンセプトも違うっていう話をしよう。






